2009年8月31日月曜日

これはいったい?


長々と続けたイタリア旅行記もこれでおしまい。最後に雑ネタ。

高校生の時、確か緑色の食用色素はない、と習いました。青色何号だかと黄色何号だかを混ぜて作るのだ、と。メロン味をうたうこの緑、あまりにも鮮やか。ローマでもフィレンツェでも、アッシジでもお目にかかりました。観光客相手のりんご飴と思えばいいのかしらん。まあ、同じ国旗がスムージーに化けるか、質実剛健弁当に化けるか、どっちがいいかといわれれば、私は前者ですがね。


次はなつかしの「ミゼット」、いや、ダイハツのミゼットとは違いますけど、曲がりくねった細い道の多い街では現役なんですね。これも行く先々で見たものの一つです。不思議なことにどれもこれも古びていました。廃車になったものを修理に修理を重ねて使っているのでしょうか。そして、日本ではどうして見られなくなったのでしょう?「三丁目の夕日」で初めて知った人もいるかもしれません。私が小学生のとき、「まーちゃん」というひょうきんな男の子がいつもミゼットをネタにしたギャグで笑わせていました。その当時で十分古くて冴えないものだったのに、イタリアで見ると、日本でも使えばいいのに、と思ってしまうから不思議です。


次行きます。
今回、これまでの人生で見たすべての彫刻を合わせたのと同じくらい、もしかしたらそれ以上の彫刻を見たのですが、理解に苦しむ作品が何作かありました。
こんな怖い顔した魚の口からだばだば水が出てきて、ん~、何をどう感じたらよいのでしょう?





さらにこれ。メタボのオジサン(バッカス)がカメに乗った姿なんて、眼の猛毒。わからんぞ~。




そして右。なんぼ、丸腰の争いといっても、つかんでええとこと悪いとこがあるんと違う??(一応、私の名誉のために弁解させてください。右の写真は夫が自主的に撮ったものです。まさか撮るとは思わなかった。でも撮ったから載せます。)





次はアルノ川のほとりの街灯の台座です。この台座より上は普通の街灯なんですが、どうしてここまで台座が踏ん張らないといかんのでしょう?しかも3本足。もう一本の足が後ろに隠れています。きっといつの時代かの何かの様式なんでしょうが、3本足なら古代中国の青銅器で私は満足。









最後のとどめは猫パンチ級。途中で息子が買った駄菓子。名前が笑えますが、実はこれ、グリコがヨーロッパで売っているポッキーなんですって。ポッキーという響きが何やらろくでもない想像を招くらしくて、こういう名前なんだそうな。もしかして猪瀬直樹「ミカドの肖像」に出ていたりして・・・。

まあ、そんなこんなで、出発前の盛り上がらなさに比べると、いろいろ珍しいものをみて、面白い経験をした、しらんで初イタリア報告、これにて終了。ちゃんちゃん。